PreViz(Pre-Visualization)について調べてみた
Overview
映像の設計図の一形態である。
CGでムービーを作るコストが下がってきたので画コンテよりも精度の高い完成映像のシュミレーションとして撮影前にプリビズを作成するケースが増えてきている。
特にハリウッドのVFXを多用する映画。
映画の特典DVDやyoutubeでも一端を見ることが出来る。
日本ではプリビズ映像自体は公には余り露出していないが、やってるとこはやってる。
呼称
色々ある。
- PreViz [ プリビズ ]
- PreVis
- Previsualization
- アニマティクス
- ビデオコンテ>>Vコンとも
- コンテ撮/コンテ映像(ムービー)
- PV(ファイル名などで)
プリビズ映像の完成度
一概に精度が高ければよいというものでもないが、予算と時間が許すならより完成系に近い”高精度なプリビズ”は歓迎される。(実際にはバランスが求められるし、僕の環境でいえば新たなプロセスとして後々のスケジュールを食うのは避けられない。なので、この一呼吸が最終的な作品映像の品質にどの程度貢献するかを最大限把握しておきたいということで書いています。足回りのいい少人数制作のアニメーション作品などでは早い段階で取り入れられている印象ですが、本領を発揮するのは大規模なグループワークの現場であると思います。)
最近は精度も上がって来ていて、例だとナルニア物語のプリビズなどがある。
このプロセスの特化した専門のスタジオもハリウッドにはある。
有名どころでThirdFloor、Pixel Liberation Frontもサイト内のプリビスのshowreelが豊富で参考になる。
原点
フランシス・フォード・コッポラ監督は、「ワン・フロム・ザ・ハート」
(1982年)の撮影に入る前に、映画製作の革新的合理化を目指すとして、同映画の全編を白黒アニメで事前に丸ごと作ってしまった。via CIA☆こちら映画中央情報局です
目的
コスト削減と品質向上の両面に効果がある。
いわゆるアニメのコンテ撮や原撮とは思想的に一線を画す。
ただしプリビズ的な思想で行うコンテ撮や原撮もまた存在する。
サンプル
以下、いくつかのPreviz参考。
かなり初期段階というか、ローコストな例
Watchmen Comic Opening Pre-visualization TEST
Third Floor プロフィール映像 (後半のクローバーフィールドの作例より再生)
アイアンマン – Previsualization
この状態までくると凄く見やすい!
インディージョーンズ4 – Previsualization
ナルニア物語 – Previsualization
以下はPixel Liberation Front のshowreelより(画像クリックで再生ページへ)
Commercials Previs Reel

Aliens vs. Predator 2 – Previsualization

スーパーマン・リターンズ – Previsualization

マトリックス・レボリューション – Previsualization

マトリックス・リローテッド - Previsualization
アニメの作例
via : 猫の集会メイキング – (コンテ主体のプレビズ映像が見える0:45より再生)
レミーのおいしいレストラン
面白いですね。色々見ていて目指すべき方向が見えてきました。
フレーム外の情報
自分メモ(編集随時)
- そのカットの尺(秒コマ+フレーム)
- 全体の尺
- カットナンバー
- 作品名
- 作業スタジオ名
- レンズ情報
- 登場人物
- 天候
とにかく伝わればいいので工程や目先の精度に惑わされないこと。それと、作品の核はある種のパッションであって、プリビズの精度が作品を「面白く」させる訳ではない。でもプリビズによって面白いかどうかの判断はし易くなる。そういうことか。
アニマティクスは作業プロセスそのものを意識させる言い回しで、プリビズはより「後の為の設計図」という思想を意識させるので僕はプリビズって呼び名を推したいな。業界で恐らくまだ異質な耳障りというのも大事。




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