Terraon Lifestream

AEP PROJECT>アニメ撮影におけるフレア/パラ・エフェクトのオペレーションを高速化するスクリプトパネル:FP-Launcher

2010 3月 7th
8 Comments

AEP PROJECTに

アニメ撮影におけるフレア/パラのエフェクトオペレーションを高速化するスクリプトパネル:FP-Launcher

という記事をエントリーしました。

AEP_ru-Cafe

中旬に学生さんに会うのでその時の授業や課題の素材にもします。セル部(170dpi相当)二値で作成>スムージングと実際の制作を辿っています。階調を使えないのがこんなに制約だとは思いませんでした。解像度についても色々発見があったり収穫です。背景は3dsmaxにて。

コンポジットシーンでの使用例は以下よりどうぞ。>> HD再生はVimeoにいかないと見れないみたいです。

おまけでBGのテストショット。
shot21
shot1

こちらも併せてどうぞ!

Filed under CG, Life

アニメの撮影って?

2009 11月 4th
23 Comments

アニメ撮影で検索すると就職の文字が.png

Twitterでこんなつぶやきがあって

“もっと撮影って職業内容が広がって欲しいです・・・!アニメつくってますーっていうと、大抵アニメーターさん?って言われるのがちょっぴり切ないです”

で、ふと検索してて驚いたんですけど、そもそも「アニメ 撮影」でGoogle検索かけてもそれらしい情報がほぼ出てこない。他のエンジンでもそう。人材不足と言いながら、目だった情報がここまでネット上に少ないのは妙な話にも思えます。特に就職を控え、大事な選択を迫られている学生にとっては困った状況なんじゃないかなと。

誰にだって予測の付かない世界に飛び込むのはリスクだ。もちろん生の体験の情報量も半端ない。ただ、飛び込み上京をしてしまった僕が言うのも変な話だけれど、”ネットで調べ倒す”というのアリだし、有益な選択肢であって欲しい。膨大な情報を集めて、ガセネタをフィルタし、状況を租借した上で身の振りを選択できる人たちをアニメに振り向かせたいとも。iPhone&App Storeが完璧に証明してしまったキーワードのヒトツが、何か凄いものが生まれそうなワクワク感。なんだかんだそういう雰囲気に惹かれて人は集まる。(もう運命的にこっち側の人や、いい意味でのアニメ馬鹿はどこにいようが集まってくるだろうのでどうにでもなれ、という感じです。笑。)その点で、今はアテンション以前の状態なのかなあ。

だから、というほどではないけれど。大丈夫そうな範囲でいわゆる「アニメ撮影」について書いてみます。くどいですが、僕の私見なので、の場合もある、程度のものだと捉えてもらえると嬉しい。興味ある方へ役に立てば幸いです。多分、ちょっと頑張っていきたい人向けのアドバンス編。

アニメ撮影

wikipedia>撮影監督>アニメの撮影監督によれば。

”アニメーションの撮影監督も、照明と撮影の最終責任者という点は、実写の撮影監督と同じである。セルアニメなら、動画(セル画)と背景が完成してから以降の、それらを適切な順序・位置に重ねて撮影台にセットし1コマずつフィルムに撮影する作業を監督する。(中略)
現在のデジタルアニメでは、被写体をカメラで撮影するという、本来の意味での「撮影」はない。しかし、セルアニメ同様に、動画と背景を合成してひとつの映像データにする工程が撮影と呼ばれ、撮影監督が監督する。撮影前の画作りと撮影時の画作りとの境界があいまいになったため、撮影監督が監督する範囲が大きく広がることもある。”

つまり、コンピュータ上で色々な部署からあがってきた「素材」を合成してひとつの「画」にする役職で、最終的な画面の”絵”を最初に見るポジションということ。スタッフクレジットでしばし見られるVFXやコンポジットは”撮影”と基本一緒の意味ですが、上記の通り、近年の撮影は映像の色や質感に”大きく””頻繁に”介入する事があります。
そうした場合は、特に大きなプロジェクトや撮影の影響力の強いスタジオでは「ビジュアルエフェクト」といった別セクションとしてクレジットされたりします。現状では同じ撮影部、というくくりの中で役割分担している場合が多いです。

またエフェクト?という言い方は撮影よりもニュアンス的に「画作り」の意味合いが強く、撮影の人が好んで使う場合もあります。呼び名は色々、ということです。「素材を元に画を”良く”するセクション」程度に捉えておくのがいいのかも。映像に関して色々挑戦させられるので、あまり「こうだ」という思い込みは持たない方が自由にやれます(こういう気持ちは仕事としてスタートしてからの方が維持が大変かも知れない、規律もまた大事)。

使用ソフト

  • 商業セルアニメは”ほぼ”Adobe AfterEffects一本と言えます。
  • 素材の加工など、補助的にPhotoshopも使います。
  • いつまでも AfterEffects一本であるかどうかは分からないですが、すぐになくなることもなさそうです。
  • 他の合成ソフトを覚えておいて損はないです。
  • よく聞かれる内容として、入社段階であれこれソフトの扱いを覚えておく必要はないと答えるようにしています。
  • ただし独学で苦労した経験が役に立つことは良くある事です。

適正

絶対にこれ、というのは今のところ感じたことはないです。環境やチームのバランスで求められる素養はいくらでも代わっていくと思います。あえていうなら、それを見極める力、ともいえそうですが以下のような点はいえるかと思います。

  • 体力的にタフであること。何かしか徹夜仕事があるので。
  • 精神的にもタフであること。スケジュールが詰まると負荷が高まるのでそっちもタフな方がラク。
  • 要領が良いこと。逆説的ですが、徹夜はしない方がいいし、そうあれるよう自分をマネジメントできる事。
  • 絵はかけた方がいいです、絵心があった方が、とも言えます。(以下はTwitterで言われた事)

tool_animation_drawing

  • 多かれ少なかれ「CGで絵を描いているんだ」という気持ちは大切だよねーと。
  • カメラ、レンズへの興味。最近はリアル系の作品が多く、演出や作画チームとの共通言語にもなります。
  • 映像や物語が好きな事。これ全て、とも。

実際には業界の撮影が全員こういった映像制作気質かというとそういう訳ではないです。色々な人がいてたくさんの需要があります。技術的な側面の強い作業においては一時クリエイティビティを傍らにおいて、ひたすら慎重かつ几帳面な作業が求められますから(地道なマスキングや綿密な作画のトラッキングなど)、”そういう作業のエキスパート”もまた必要とされています。

将来

監督になる人、撮影監督を極める人、別の部署へ移る人、ずっと撮影の人、それぞれいます。特効や2Dデザイン、モニター類の映像デザインを極める人も。その人の裁量次第でどうにでもなるし、どうにもならない。目標へのアプローチのし易さはスタジオで異なるので環境選びはその辺の要となります。(スタジオ関係は特にですが、ネットの情報は余り正確でないことが多いのですので自分の目で検証を。)

収入

この辺りはセンシティブになってしまう部分ですが、何度か足を運んだ上での個人的観測ですけれど、専門学校段階でアニメとゲーム両方の素養のある学生さんの多くがゲームを選ぶのはほとんどの場合、経済的な期待によるみたいです。期待、というより、アニメは稼げない、という根拠の薄い確信を慢性的に共有してる。これについてはネットで話題になってしまっているマイナス効果かもなーと。大事なことなので、少しだけ書きます。

  • リクルート情報を追ってみた感じ、12?16万/月が平均的なスタートラインな様です。
  • 将来3Dとか演出とか色々やれると伸びるかも。
  • 正直撮影だけで年収1000万?は聞いたことないです。
  • 150〜700万くらいじゃないか?(推測)
  • よって生活できるか、という範囲でいえば、十分に食えますし、頑張れば自分の家を持てる程度に稼げるようにはなります。
  • 最近のネットの情報は経済面でのマイナスなイメージを多く感じますが、作画さんも含め、食えてる人は十分に食えてる、というのもまた事実です。
  • どんな業界でも「その人次第」であるということです。

仕事/向上心

撮影の基礎技術はそのものはゼロスタートでも1ヶ月あれば日常業務はこなせるようになっている筈です。で、そこから先の可能性はほぼ無限といえます。ほとんどの人にとって、それこそが勝負でしょうから、やりたい事に照準を合わせたら、周囲の期待に応じつつ、確実に歩を進めていく必要があります。(勿論何もしなければ日々何も起きない)
3Dのモデリング、アニメーション、エフェクトワーク。
AfterEffects内で動作するエクスプレッションやスクリプトの記述。
撮影補助プログラム、プラグイン開発。
AfterEffectsの構造そのものや、ひいてはOSそのものへの理解、
ハードの理解、サーバの理解、線の理解、演出の理解、抜けがちなところで人の理解。
色々あります、できる事が増えて、それが映像に反映されるのは中々に気持ちいいです。絵がうまくなったと実感出来た瞬間の様に。

参考サイト

このエントリもあえて同じニュアンスの表題にしてます。全体像は

にほぼ全て書かれていますよ。ほとんどの撮影さんにとって納得のまとめかと。他にも。

取材記事もありました。

とりあえずここまでで、もっとこうでは?こんなのもある、などここのコメント欄でも自身の環境でもどんどん発信してみて下さい!そうすることで情報がより多層・多角的にウェブ上に配置されこれから入ってくる人の助けになると思います。敷居がクリアになることが幾人かの選択を助け、僕達のものづくりに参加しようと思う人の層を底上げしていくかも知れないです。その連鎖が慢性的に抱えている不安や不満を軽減し、「こうありたい」というビジョンを後押ししてくれることを願います。

合言葉はとりあえずTwitterやろうぜ。(ぉ

こちらも併せてどうぞ!

Filed under CG, Life

[After Effetcs Script] Speaking at AENY

2009 2月 5th
4 Comments

AfterEffectsを使った短期大量生産型のCompositeにおいて、スクリプトを用いないAfterEffectの舵取りは撮影マン一人分のリソースを単純なクリックや処理待ちに充てている様なものとして僕の周辺では捉えられています。なので、特にスクリプトを利用した”作業の自動化”がバックグラウンドの命題であるとも言えます(それ以上に画作りの資質やコミュニケーション、とも言えますが。。)。

After Effects Scripts ? Speaking at AENY

ニューヨークで行われたaescripts によるAftereffectsのAEscriptを組み込んだワークフロー・カンファレンスの映像です。前半で秀逸なスクリプトがいくつも紹介されていて、後半はAEスクリプトの入門編としてコーディングの実演をライブで行っています。
時に笑いありと行ってみたくなる雰囲気が素敵。
AEスクリプトの面白さを伝える素晴らしいプレゼンテーションになっています!!
撮影は必見かも知れんですっ(,,゚Д゚) !!


AENY presents Lloyd Alvarez’s After Effects Scripting Presentation
from AENY on Vimeo.

ここから先はAESCRIPTで即戦力になりそうなスクリプトの抜粋です。
意訳は大雑把なのでご注意、間違ってたら指摘下さい。
こちらからも積極的にパブリッシュしていけるようになると良いですね。

使用感など続きを書きたいですけれど、
今日はいい時間になったのでこれにて。

 

AESCRIPT | SCRIPTページ。


 

>Immigration Beta

【映像内03:50?】
betaにて未公開みたい。フォルダの階層構造を維持したインポートや関連する様々なインポートオプションが紹介されています。僕はフッテージの差替方法が今のフローでもかなり使えるんじゃないかと期待しています。

>Zorro-The Layer Tagger

【映像内09:40?】
レイヤーのタグ付けインターフェース。CI 的なUI?GUIによる複数選択やDrag&Dropに対応していく過程はウェブサービスのそれと似ているような気がします。個人的にTag名によるレイヤーの一括選択がぐっときました。UPDATE INFOにご注意下さい。Mac-WinのTag名互換にバグがあったとの事です。

>3D Text Creator

AfterEffects script pt_textedit

【映像内22:00?】
簡単に3D空間に画像の様な文字列を配置します。テキストはファイルからでも任意でも可能。気になるのが【24:50】で登場するpt_text.edit.isx。コンポ内のテキストレイヤを一覧?編集できるスクリプトの様ですが、これいいですね。ただaescriptの作ではないようです(多分。。)。

>BG Renderer

【映像37:30】
AEで作業しつつそのバックグラウンドでレンダリングを行うことが出来ます。ローカルでちょい書き出しがーて際に使ってます。中々小回りが利いてよろしい感じです◎

>Video Preview Throttle

未使用なんですが、プレビュー機能のクイックアクセスと拡張を実現したパネルの様です。

>Layer Random Shifter

選択レイヤーのinpointを設定した範囲でランダムにずらします。

 

>Layer Chain

レイヤーを一括選択して適用すると画像の用に親子付け。まだ出番には遭遇してないものの気になるのでメモ代わりに。

>Create Trimmed Adjustment Layer

選択レイヤーと同じin/outポイントで調整レイヤーを作成。
新規レイヤーはコンポ尺が便利なのですが調整レイヤーをおいてプレビューが消されるのは嫌だって際はこちらで。

 

こちらも併せてどうぞ!

Filed under CG
Recent work (Just a hobby!!) - on Vimeo